*この記事は↓の下書きです。





サパのバス会社前から22:00発のバスに乗り込みました。夜発の早朝着で、そのまま運がよければフエ行きのバスに乗って一気に中部まで行ってしまおうと考えました。
22:00すぎにバスは出発しました。今となっては慣れた寝台バスです。バックハーへの日帰りツアーで疲れていたのもあり、うとうとしながら揺られていました。そんな感じで過ごしていましたが、バスがしばらくして停車。



トイレ休憩かなと思ってかまわず寝ていたんですが、バスの添乗員が大声で叫んでいます。なんだろうと目を覚まして確認してみると、乗客が続々と降車していくではありませんか。時間は3時。
えっ早すぎん!?着くのはいいとしても、こんな時間に、しかもバスステーションでもない道端に下ろさないで(涙)記憶をたどってみると、バスが出る前に「早く着くけどバスで寝て朝を待つことはできないからね☆」というようなことを言っていた気がします。



一番最後に降りたわたしですが、荷物を持つころには、かなりの乗客がタクシーやらを拾ってどこかに向かっていなくなっていました。残されたのは2,3人。とりあえず生垣に座ってみます。
いやーそのままバスに乗る予定だったので、宿などは当然取っていません。困ったなあ。バスステーションでおろされると踏んでいたわたしはフエ行きのバスが出るバス停や時刻について何も調べていなかったのです!



途方にくれるわたしにバイタクのおっちゃんが声をかけてくれます。「(行き先も言っていないのに)10万ドンでいいよ」フエに行きたい旨を伝え、バイタクのおっちゃんは英語が通じないため、タクシーのおっちゃんと相談しながら、どこのバス停に行くか相談してくれていました。



ヘルメットをつけてバイクに乗ったはいいものの、しばらく走っては他のバイタクのおっちゃんに道をきいています。
「大丈夫かいな…」不安は募りますが、身を任せるほか無いです。しばらく走って道端に停車します。「ここで待てばいいから」と指差した先にはバス会社のオフィス。「7:00に開くからね」と言うおっちゃん。



おい、ちょっと待て!「バスステーション行くって言ったやないか!」と食い下がってみると、「バス停は遠いから、あと5万ドンだ」「はあ?10万ドン言うたやろ」と交渉してみましたが折れなかったので、仕方なく15万ドンで言ってもらいました。気を使ったのか、タバコを進めてくる運転手。許さんぞ!ようやく目的のザップバットバスターミナルに到着。確かにちょっと遠かったけど…。まあ仕方ないです。



バスターミナルの前でおばちゃんが露店を開き、バス待ちの男たちが集まってお茶をのんだり水タバコをふかしていました。時間もあるので(4時くらい)、わたしもその輪に加わってコーヒーを飲みました。



30分ほどしてバスステーションにも行ってみました。地球の歩き方には7:00にフエ行きのバスがあるということでしたので、5時くらいまでベンチに横になったり、また露店を始めたおばちゃんのところでコーヒーをのんだりしました。



人が入ってきたところで、カウンターでフエに行きたいことを伝えます。カウンターのお姉さんは、一瞬厳しい顔をしたかと思うと「今日はフエ行きのバスはない」と言ってきました。
そんなことを言われるとは思っていなかったわたしが固まっていると、紙に近くのバスステーションの名前と、そこから出ていると教えてくれました。すぐにバイタクを拾って向かいました。そこでも「フエに行きたい」と聞いてみると、ありました!



30万ドンを払って7時発のバスに乗り込みました。ちょっと高いなあと思っていたら、ご飯つきだったようです。食事休憩でうろうろしていると、乗務員が声をかけてくれて、一緒のテーブルでご飯を食べました。大皿料理で、それぞれ好きに取って食べます。タニシをベトナム語では「オック」ということや、ソースにつけて食べることなど教えてくれました。いろいろ食べろと皿に載せてくれるのはいいんですが、唐辛子を手渡してくるやつがいました。仕方がないのでかじってやると喜んでいました!めっちゃ辛かったですが!
その乗務員からは意味は分かりませんが「モモ(モモス?)」と呼ばれていました。「モモ」と呼ぶたびにちょっと笑っていたんでまあ、蔑称かなんかかもしれませんが気にしないことにします。



このバスが長かった。途中で客が乗ったり降りたりし、またタバコ休憩なんかやたらと停車します。13時間半で、フエの近くに着き、タクシーを見つけておろしてくれました。おろしてくれたのはいいんですが、プリンターおじさんにもらったブレスレットと、タイで買った数珠と、暑かったんで脱いだシャツを置き忘れてきました…。あーやってしまった。



2017年9月08日 初回投稿
2018年1月27日 一部修正
2021年3月20日 デザイン修正