*この記事は↓の下書きです。




サパ3日目。やっと晴れたので、ようやく出かけられるようになりました。前日一人で、雨の中カットカット村には訪れていたのですが、霧のため棚田などがあるであろう景色はまったく見れていなかったので、晴れた今日Hさんと一緒に再訪しました。



サパの中心地から離れて、ひたすら坂を下ります。「帰りはこれを登るのかー」と、少し焦りますが、帰りはゆっくり休みながら帰ればいいから、とHさんが言ってくれました。下ること3,40分、カットカット村の入り口に到着。手前のカウンターでチケット(5万ドン)を買い入村します。ここからは石の階段で、ここからもかなり下ります。ひざが痛みます。狭い路地の両側に民族衣装や民芸品の店が並び、かと思うと頂上付近に雲がかかった緑の山や、茶色の棚田がバーンと広がったりもします。



う~ん、村というかなんというか。完全に観光地化されていて、巨大な「かご」のモニュメントや、民族音楽の演奏やダンスの公演が見られるちょっとしたホールがあるなど、村というか…何でしょうか。いや、住民はいると思うんですが。山を見ると中腹あたりにも家が点々とあり、民族の生活の場所であることは間違いないところです。



ここの大人はみやげ物を売ったり、売店で働いたり、ガイドをしています。カラフルな民族衣装に身を包んだ女性ばかりです(男性はあまり見かけないです。どこにいるんだろうか)。子供たちは集まってブランコなどの遊具で遊んでいます。ほとんどが汚れてはいるものの洋服です。自分たちで遊びながらも、袋でたくさんお菓子を持ったツアー客をみつけると、みんなで走って行き群がります。子供なりの知恵でしょう、お菓子を手に持っているともらえないので、一度今しがたもらったお菓子を置きに走り、そしてすぐにまた戻って手を差し出します。すぐに大きいビニール袋がお菓子でいっぱいに。ある子は少し食べ、ある子は家の窓から投げ入れたりしていました。子供寄せのお菓子て、と思わないでもないですが、これはこれでひとつ、子供が生活を助ける術でもあるのでしょう。



Hさんは子供の集まっている仲に入っていき、自慢のプリンターを起動して子供に写真をプレゼントしていました。子供たちには目新しく、すぐに人気者になるHさん。うらやましいです。


サパにはほとんどいないんですが、この村には豚や牛、犬猫、鶏など人になれた動物がたくさんいてその意味でも楽しかったです。
実際の姿とは多少異なるとは言え、少数民族の暮らしの一部を垣間見ることができました。遊んでいる子供がたくさんいる中、ジャラジャラした飾りの着いた帽子と民族衣装を着せられて客寄せをしている子供の姿もありました。



行きに下ったので帰りは登らなくてはなりません。村を出てすぐのところで昼食を取り、Hさんはここでも家族の写真をとって印刷してあげていました。登りかけて数分、バイクタクシーのドライバーが声をかけてきました。値段を聞くとサパまで一人3万ドン。「思ったより安いから、私が払うから乗っていこう」とのHさんのお言葉に甘え、バイクでびゅーんと戻りました。



2017年09月02日 初回投稿
2017年01月10日 一部修正
2020年12月30日 デザイン修正